【専門用語解説】「FRP船」とは?処分に費用がかかる3つの理由と、費用をかけずに手放す方法(買取・無料引取)
2026年11月08日 16:46
■ FRP船とは ― まずは言葉の意味から
「FRP」は Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、船ではガラス繊維で補強したプラスチックを指すのが一般的です。この素材でできた船が「FRP船」。いま日本で使われている小型のモーターボート、ヨット、水上バイク(PWC)、多くの小型漁船がFRP製で、軽くて丈夫・錆びないという長所から木造船に代わって普及してきました。
一方でこの「丈夫で朽ちない」という長所は、手放すときには短所に変わります。放っておいても朽ちない船が漁港・港湾・河川敷にそのまま残ってしまう ― これが「放置艇」問題の背景のひとつです。国土交通省と水産庁は、プレジャーボートの放置艇対策を継続的に進めています。
・出典:一般社団法人 日本マリン事業協会「FRP船リサイクル 事業概要」 https://www.marine-jbia.or.jp/recycle/
・参考:国土交通省「港湾:放置艇対策」 https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk6_000011.html / 水産庁「プレジャーボートの放置艇対策の今後の対応について」 https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/keikaku/210326.html
■ 背景 ― FRP船リサイクルシステムという仕組み
FRP船を国内で正規に処分する場合、業界共通の受け皿として「FRP船リサイクルシステム」があります。日本マリン事業協会が主導し、ヤマハ発動機・スズキ・川崎重工業など7社のメーカーが中心となって構築した仕組みです。廃FRP船を指定引取場所に集め、粗解体したうえで中間処理場で破砕・選別し、最終的にセメント焼成でリサイクルします。対象はモーターボート、ヨット、PWC(水上オートバイ)、漁船などのFRP製小型船舶です。
押さえておきたいのが費用です。同協会の案内によれば、リサイクル料金は各参加事業者がそれぞれ設定・発表しており、船種と船の全長に応じて決まります。つまり「国内で処分する=所有者がリサイクル料金を負担する」のが原則の形です。(出典:前掲 日本マリン事業協会。料金や適用範囲は事業者・年度により異なるため、実際の金額は各窓口でご確認ください)
■ 専門店の視点 ― FRP船の処分に費用がかかる3つの理由
船と水上バイクを専門に扱う立場から整理すると、FRP船の処分費が膨らむ理由は大きく3つです。
【理由1】素材そのものが解体しにくい
FRPはガラス繊維とプラスチックが一体化しているため、鉄船やアルミ船のように「切って金属としてまとめて売る」ことができません。解体そのものに手間と設備がかかります。
【理由2】処分ルートが決まっており、リサイクル料金が発生する
正規ルートでは船種と全長に応じたリサイクル料金がかかります。船が大きくなるほど負担も大きくなる構造です。
【理由3】船体を「海から出して運ぶ」費用が別途かかる
見落とされがちですが、実務では処分費そのものより大きくなることもあります。係留地から陸に上げる「陸揚げ」、トラックに載せて運ぶ「回送」。船体の高さ、置かれている場所、クレーンが入れるかどうかで費用は大きく変わります。(詳しくは当店の過去記事「【専門用語解説】「陸揚げ」「回送」とは?」もご覧ください)
つまりFRP船は、「捨てるためにお金を払う」構造になりやすい。放置艇が減りにくい一因はここにあると考えています。
■ サンガができること ― リサイクル料をかけずに手放す道
有限会社サンガ(大阪府大東市)は船・水上バイクの買取専門店です。買い取った船を国内で廃棄物として処分するのではなく、リユース品として整備し海外へ輸出・販売しています。国内の廃船処理ルートに乗せないため、FRPのリサイクル料金をお客様にご負担いただく必要がありません。
・買取/無料引取:状態によって「買取」または「無料引取」でお引き受けします。エンジンが不調でも、外装が傷んでいてもご相談ください。
・出張査定は基本無料/近畿一円・大東市から約300km圏内。エリア外でもまずはお問い合わせください。
・書類がない船もご相談可:「船検証が見当たらない」「名義が前の所有者のまま」といったご相談も承っています。
・商品買取キャンペーン:査定のお申し込み時にメニューを添付いただくと、最低3,000円での買取を保証しています(エンジン付き・浮く状態などの条件あり。詳しくはキャンペーンページをご覧ください)。
・引取時のお願い:当店のトラックはユニック(クレーン)非搭載です。船体の高さは2,900mm以下、マスト等は事前の取り外しをお願いしています。
写真をLINEでお送りいただければ、「買取か引取か」のおおよその判断を先にお伝えできます。
■ まとめ
FRP船は丈夫で長持ちする素材だからこそ、手放すときに費用と手間がかかります。けれども「まだ使える船」なら、費用をかけて壊す前に次の使い手へ渡すという選択肢があります。乗らなくなって年数が経つほど状態は落ち、選択肢も狭まります。物置になっている船、係留したままの船が気になっている方は、早めのご相談をおすすめします。
電話:072-873-1192(月〜土 9:00〜19:30)
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メール・見積フォームからもお受けしています。
船買取・処分のサンガ(有限会社サンガ)
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